事事関心! 仏閣探訪:
[ 愛知県名古屋市/大須観音(北野山真福寺宝生院) ]
愛知県名古屋市/大須観音          2018/06/01(金)新規
探訪案内 

 地下鉄鶴舞線「大須観音」駅下車、2番出口より地上に出ると伏見通に面して南側左手すぐのところに大須観音の西門が建っている。
 「北野山真福寺宝生院」は"大須観音"と呼ばれ親しまれている。 大須観音は元々美濃の大須にあったが、慶長十七年家康により、清洲越しの一環として岐阜羽島の大須観音が所有していた貴重な書籍を守るため、水害の多い地域であった岐阜羽島から現在地へ移転された。
 日本三大観音の1つとも言われる観音霊場であり、また、"なごや七福神"の1つである布袋尊を祭っている。

寺名: 北野山 真福寺 宝生院(大須観音)
宗派: 真言宗智山派 別格本山
創建: 元弘三年(1333)
開基: 能信上人
本尊: 聖観世音菩薩像(弘法大師作)
札所: 日本三大観音、東海三十六不動尊10番、尾張三十三観音1番
   なごや七福神布袋霊場、大名古屋十二支主管寺
住所: 名古屋市中区大須2-21-47
拝観: 無料
交通: 地下鉄鶴舞線「大須観音」駅下車、2番出口すぐ。

【履歴】
・2018/06/01(金): 5/27(日)参拝。

仁王門 



 本堂の正面に面して仁王門が建っている。門の左右には仁王像が奉安されており、悪い物から山内を守っている。


本堂 

本堂

扁額「大悲殿」

大提灯

 御本尊・聖観音を奉つる本殿は『大悲殿』と呼ばれている。 本堂は明治時代の大須の大火、戦災で二度焼失しており、現在の本堂は昭和四十五年に建て直されたものである。


御前立: 聖観音菩薩立像

弘法大師坐像

不動明王像

 



普門殿

紫雲殿

普門殿: 十二支・干支の守り本尊様を奉つる堂である。こちらで干支のお守り、念持佛を受ける事が出来る。
紫雲殿: 奉賛された九万九千観音様を奉つる堂である。


鐘楼堂「華精の鐘」 



華精の鐘(女人梵鐘):
 昭和四十一年よい子たちの成長を祈る「母の愛」の鐘として、地元婦人会を中心に、女人のみの寄進で女人梵鐘の銘のもと鋳造、四面の池の間には杉本健吉画伯、四季の花、梅、牡丹、蓮、菊(インド、中国、日本の代表的な花で仏教東漸を表す)の中心に、華の精の姿が描かれている。 「一打即滅無量罪」(一つ撞けば限りない罪がなくなる)、「一打即生無尽蔵」(永遠に楽しく生きる)を願い、万民豊楽を、祈念するものなり。
 尚、この女人梵鐘には、当時の名古屋市長、杉戸清氏により、「華精の鐘」と命名され、毎朝六時、妙なる音韻を響かせている。 高さ2m 重量1.5t 直径1m 音韻持続2分。
女人梵鐘鳴り渡る 和む響きが身をつつむ 万の人が助け合う 仏の教えの鐘が鳴る

弘法大師修行像 



 仁王門左手に真言宗開祖・弘法大師の尊像が建っている。右手に錫杖、左手には托鉢の碗を持ち手首には数珠が下がり、背中には敷物を背負った修行スタイルである。


あとがき

 多くの人が参拝に訪れていた。すぐ東には大須商店街があり、何時も多くの若者たちが集まり賑わっている。 また夏に行われるコスプレサミットは世界中から愛好者や観光客が集まる一大イベントとなっているそうだ。 見てみたいなー...。

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