小田急線「厚木」駅下車、駅前の道を南へ進みすぐ左手東へ向かう道に折れ、真っ直ぐ500mほど進むと県道46号線に出る。
横断歩道を渡り更に直進すると100m先に海源寺がある。
海源寺は、建立は寛正年間(1460〜1465)、開基は大島豊後守正時とされている。
寺名: 長高山 海源寺
宗派: 日蓮宗
本尊:
創建: 寛正年間(1460〜1465)
開基: 大島豊後守正時
参観: 無料
住所: 海老名市中新田1-1-22
アクセス: 小田急線「厚木」駅下車、駅前の道を東へ徒歩約10分
【履歴】
・2018/03/30(金): 03/26(月)探訪
・2019/02/27(水): 更新
山門 |
鐘楼門 |
扁額「長高山」 |
寺の玄関口の山門は本堂正面に当たる南側に設けられており、鐘楼門は本堂正面右手に当たる西側に建っている。
鐘楼門は、記録によると大島家第十一代正晴が大願主となって、元文二年(1737)に寺に銅鐘を寄進し、その後すぐに築造された。
関東大震災による倒壊などで改築・修理を余儀なくされたが、旧部材を用いたこともあり創建当時の特徴を残している。
建物の概要は、桁行22尺(約6m60cm)、梁間12尺(約3m60cm)の三間鐘楼門で、屋根は入母屋造り、銅板瓦棒葺である。
軸部や'ときょう'などに欅材を多用し、上層の台輪以上が新材に替えられたが、他は当初の部材をよく残している。
軸部と'ときょう'に禅宗様の技法を用いているが、細部装飾は少なく、衣装は簡素である。
外観は下層軸部の丈が高く軽快だ。海老名市内における近世社寺建築の代表的な遺構である。
本堂 |
本堂/内陣 |
扁額「海源寺」 |
平成二十六年(2014)に開山五百五十年記念事業として本堂の再建と客殿の新築がなされた。
本堂は木造八間四面の回りに一間の内廊下、後ろに位牌堂を備え、太い虹梁には直接、立体的な龍や蓮などの彫刻が施されている。屋根は旧本堂のデザインに倣い、引き渡し勾配7.4寸と急勾配の入母屋造りである。
境内社 |
扁額「神明宮 八幡宮」 |
日蓮聖人立像 |
掃除小僧 |
境内は綺麗に整備されており、参道の両脇には草木の生えた庭もあり四季折々の花が楽しめそうだ。 残念ながら本堂の拝観はしていない。