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[ 仏閣探訪: 西明寺 ]
川崎市/西明寺               2014/12/24(水)新規
探訪案内 

 西明寺の創建年代は不詳、弘法大師が東国御巡化の蔡に子後二留錫し高弟泰範上人に命じ堂宇を建立したとも、最明寺入道々祟(北条時頼)が開基となり創建したとも伝えられている。 江戸時代には隣地に小杉御殿が建立され将軍家の崇敬を受け、寛永十九年(1642)には寺領10石の御朱印状を拝領、近隣に末寺20余ヶ寺を擁す中本寺格の寺院だったと云う。
 西明寺は京都七条通りにある智積院を総本山とし、真言宗智山派に属している。 正しくは、龍宿山金剛院西明寺と称し、かつては門跡寺院醍醐三宝院の末だったが、江戸末期か明治初期にいたり智積院末となった。
 御本尊は金剛界大日如来である。その他、不動明王、毘沙門天、弁財天、愛染明王、大黒天、十一面観音菩薩など、多数の佛像が安置されている。 また、西明寺は玉川八十八ヶ所霊場第二十番礼所であり、東国八十八ヶ所霊場第九番札所および、準西国稲毛三十三ヶ所観音霊場第十八番札所でもある。 なお、川崎七福神の一つとして大黒天を祀っている。

寺院: 龍宿山 金剛院 西明寺
宗派: 真言宗智山派
住所: 川崎市中原区小杉御殿町1-906
参観: 無料
交通: JR横須賀線「武蔵小杉」駅下車。
   北口より北へ向かい中原街道に出たら、左折して西へ進むと参道にぶつかる。

【履歴】
・2014/12/24(水): 12/22参拝。

仁王門 



 小さいが石造りの太鼓橋の先に、ムクリ屋根の仁王門が建っている。 門の表には仁王像、裏には狛犬が守護している。


山門 



仁王門を潜るとその先に四脚門の山門がある。


本堂 

本堂

扁額「金剛院 龍宿山 西明寺」

大黒天像

 江戸時代の本堂は、大正十四年(1925)に焼失し、昭和九年(1934)に新築された。
 本堂には不動明王、毘沙門天、弁財天、愛染明王、大黒天、十一面観音菩薩など多数の佛像が安置されている。 また、玉川八十八ヶ所霊場第二十番礼所であり、東国八十八ヶ所霊場第九番札所でもある。 なお、大黒天は川崎七福神の一つとして数えられ、元旦から一週間ご開帳されている。

鐘楼堂 




大悲閣殿観音堂 



 観音堂には十一面観音菩薩が安置され、準西国稲毛三十三ヶ所観音霊場第十八番札所本尊となっている。 現存している鰐口は、寛永五年(1638)に長谷川丹後守が寄進されたものとのこと。




 堂内を覗いたが、十一面観音菩薩を拝むことは叶わなかった。


あとがき 

 参拝する人も無く、静かに散策できた。

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