事事関心! 仏閣探訪:
[ 神奈川県相模原市/泉龍寺 ]
神奈川県相模原市/泉龍寺          2020/07/28(火)新規
あらまし

 小田急線「相模大野」駅南口より「大13: 中和田循環」のバスに乗り上鶴間本町の「上鶴間高校入口」バス停で降りる。 北へ70mほど先右手の道に折れ進むと150mほど先正面に泉龍寺の山門がある。
 泉龍寺の開創は遠く四百有余年前の享禄年間、創立開山雪天透瑞大和尚の当地に錫し、当時浄土宗西光寺住職・日洲能大和尚はその徳風に帰依し改宗して開基となり、雪天透瑞大和尚を開山として「泉龍寺」と称することとなり、曹洞宗總持寺孫末として今日に至る。

寺名: 中和山 泉龍寺
宗派: 曹洞宗
本尊: 釈迦牟尼仏
創建: 享禄年間(室町末期)
札所: 武相卯歳観音霊場四十八ヶ所十七番
住所: 相模原市南区上鶴間本町8-54-21
拝観: 無料
アクセス: 小田急線「相模原」駅南口より徒歩約25分

【履歴】
・2020/07/28(火): 2020/07/27(月)探訪

山門 

山門

 山門から仁王門迄の参道は50mほどか。途中、左手に墓地、相模七福神像等あり。


仁王門

扁額「中和山」

仁王像

仁王像


本堂 



 旧本堂は貞享年間(徳川初期)の築で、大正十二年の関東大震災までの240有余年間災禍に遭わなかったとのこと。 しかし、関東大震災により災禍を蒙ったため昭和五十五年改修落成し現在に至る。
 当寺の本尊である木造釈迦如来坐像は、その胎内銘によると、脇侍の文珠・普賢両菩薩像とともに北条高時の持仏であったが、北条氏の滅亡時に家臣である小木宮内や阿部三左衛門たちによりこの地に持ち込まれたと云われている。

三重塔 


 昭和六十一年完成。高さ15m。十一面観世音菩薩と十二支守本尊仏が安置されている。


相模七福神 



 像が並ぶ一角は入口が鎖で閉じられており像正面から眺めることができない。
 左側に毘沙門天・寿老人・大黒天・恵比寿、右側に弁財天・福禄寿・布袋の石像が立ち並んでいる。
 昭和五十五年、檀信徒をはじめ地域信仰の新たな心の拠り所とすべく泉龍寺三十三世中興大弘隆道大和尚により「七福神」の造立が発願された。 先ず先師私財を投じ「布袋尊」像一体を造立。しかし、後が続かず月日が流れた。 爾来三十余年時熟し、やっと残り六体の尊像が造立され漸く念願の「相模七福神」の完成をみたと云う。

延命地蔵尊 

延命地蔵尊

「南無延命地蔵願王尊:
 このお地蔵様はすべての願いをかなえるために安置されました。
 タワシで佛足を洗い、「オンカッカカミサンマエソワカ」とお唱えします。 」
とあった。


あとがき

 境内の狭さにビックリ!!。墓地等を含めるとそこそこの広さだが仁王門を入ったら10x30mほどの庭の周囲、右手に鐘楼、正面に本堂、左手に稲荷社、三重塔などが並んでいる。 散策の楽しみもなく...。


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