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[ 仏閣探訪: 泉澤寺 ]
神奈川県川崎市/泉澤寺           2014/06/08(日)新規
探訪案内 

 中原街道沿い、小杉十字路付近にある浄土宗の寺院である。 泉澤寺は、好善和尚が開山、世田谷の領主吉良右京太夫頼高が開基となり、世田谷領烏山(或いは隣村多摩郡廻澤)に延徳三年(1491)創建した。 天正十八年(1549)焼失し、世田谷領主吉良頼康が当地上小田中へ移転した。 徳川家康が入府してよりは、寺領20石を拝領、近隣に多くの末寺を擁した中本寺格の寺院であった。 準西国稲毛三十三観世音霊場17番である。

施設: 宝林山運昌院 泉澤寺
宗派: 浄土宗
住所: 川崎市中原区上小田中7-20-5
参観: 無料
交通: JR横須賀線「武蔵小杉」駅下車、北口より北へ向かい中原街道を西へ進む。

【履歴】
・2014/12/24(水): 12/22参拝。

山門 




本堂 【市重要歴史記念物】



 現本堂は安永七年(1778)の再建で、正面5間、側面6間、入母屋造(いりもやづくり)銅板葺。内陣部分は小壁(こかべ)・頭貫(かしらぬき)より上に彩画・彩色を施し、荘厳な空間を構成している。
 また、拝観していないが須弥壇上に安置の多聞天・広目天・梵天・帝釈天の木造四天立像(市重要歴史記念物)は、台座の銘文により、将軍綱吉供養のため造立されたもので、京仏師による精緻で本格的な仏像彫刻とのこと。

鐘楼 



 境内左の方にあり。4尺四方の棲なり。鐘銘もなく、年月等も見えず。


観音像、石塔 




観音堂 



 門外に出て左の方にあり。3間に2間半、十一面観音を安ず。坐像立像2体あり。


あとがき 

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