事事関心! 仏閣探訪:
[ 京都市中京区/本能寺 ]
京都市中京区/本能寺            2012/10/01(土)新規
探索案内

 本能寺は応永二十二年(1415)日隆聖人が妙本寺を去り、油小路高辻と五条坊門の間に本応寺を創建したのが始まり。 その後、日隆聖人と対立した妙本寺五世月明により寺は破却されるが、永享元年(1429)千本極楽付近に再建され、永享五年(1433)に如意王丸から六角大宮の地の寄進を受け移転し、本能寺に名を改めた。
 天正十年(1582)本能寺の変により焼失するが、天正十九年(1591)豊臣秀吉の命で、現在の寺域(中京区下本能寺前町)に移し再建された。 天明八年(1788)の天明の大火、元治元年(1864)の禁門の変(蛤御門の変)に伴い発生した火災により堂宇を焼失した。

寺名: 大本山 本能寺
宗派: 法華宗本門流大本山
本尊: 本門八品上行所伝の南無妙法蓮華経
創建: 応永二十二年(1415)
札所: 洛中法華21ヶ寺
拝観: 境内無料
   大宝殿宝物館: 一般700円
住所: 中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522
アクセス: 地下鉄東西線「市役所前」駅より徒歩1分。

【履歴】
・2012/10/01(土): 09/26探訪

総門【登録有形文化財(建造物)】

総門

寺名標

日蓮大聖人像

 明治十三年(1880)共鳴院の門を移設されたもの。左右袖堀が付いた瓦葺の薬医門である。

本堂【登録有形文化財(建造物)】

本堂

 元治元年(1864)の禁門の変(蛤御門の変)に伴い発生した火災により焼失したが、昭和三年(1928)に室町時代の枠を集めた木造大建築物として7間7面単層入母屋造本瓦葺、総建坪587.4u(178坪)の総けやき材で再建された。


信長公御廟所拝殿【登録有形文化財(建造物)】

信長公御廟所拝殿

信長公廟所

 本堂の南東に位置する信長公廟所を拝するための建物である。 三間四方で、各面とも中央間を開放し、両脇間に腰板壁を張る。 内法長押を廻らして柱上に舟肘木をのせ、小壁は漆喰仕上げで内部には格天井が張られている。 大仏様風の木鼻を用いるなど、復古的な要素を持っている。


日承王聖人御墓


 日承聖人は中興の祖。後伏見天皇六世の皇孫、伏見宮邦高親王の皇子で、幼少にして当寺に入り、1543年43歳のときに貫首になった。 天文法難で焼亡した当寺を四条西洞院に再興した。


あとがき

 後で調べるまで"本能寺の変"があった場所とは違うと知らなかった。大宝殿もあり社宝が展示されているので時間があれば見物するのもありだ。


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