事事関心! 仏閣探訪
[ 埼玉県さいたま市/玉蔵院 ]
埼玉県さいたま市/玉蔵院          2018/12/02(日)新規
探訪案内

 JR「浦和」駅にて下車、西口より左手正面の県庁通りを進み、「駅西口」交差点で右手中山道へ折れる。 さらに150mほど進むと左手の門前通りにおれ、進むと70mほど先正面に山門がある。
 玉蔵院は、平安時代頃に弘法大師により創建されたと伝わる真言宗の古刹である。 桜の名所としても名高く、本堂横の樹齢100年以上のしだれ桜は、多くの見物客を集めている。

施設: 宝珠山 玉蔵院 延命寺
宗派: 真言宗豊山派
本尊: 大日如来座像
住所: さいたま市浦和区
拝観: 無料
交通: JR宇都宮線「浦和」駅、東口より線路沿いの道を東京方向へ徒歩5分ほど。

【履歴】
・2018/12/02(日): 11/29(木)訪問。

山門 

山門(東境内)

山門(西境内)

 玉蔵院の境内は玉蔵院通りにより東西に二分されている。このため、山門が二つ設けられている。 現在、東境内の山門は柵にて閉ざされている。


本堂 

本堂

枝垂桜

 平安初期に弘法大師により創建されたと伝わる。 中世戦国時代に京都醍醐寺三宝院の直末寺となり、天正年十九年(1591)には、徳川家康から寺領十石を寄進されている。 江戸時代になると真言宗豊山派に属し、奈良長谷寺から住職が派遣されるほどの格式を有した。
 元禄十二年(1699)の災厄で、一度伽藍を焼失したが、本堂は元禄十四年に再建され、以後、徐々に復興した。 本尊の大日如来座像は、宝永七年(1710)の作。
 北足立八十八箇所霊場55番、88番札所。本堂横には樹齢100年以上のしだれ桜があり、桜の名所として有名である。

地蔵堂 



 地蔵堂には、平安時代末期の作となる地蔵菩薩立像(埼玉県指定有形文化財)が安置されており、地蔵信仰の寺として長い歴史を持っている。


鐘楼門 

鐘楼門


 東境内の中央公園寄りに建つ。現在は日常的には使われていなさそうだ。


あとがき

 街中にある古刹なのだが、かっては広かった境内も道路で二分されたばかりか、公園や幼稚園に敷地をとられてしまっている。 訪れてみて、残念な気持ちが湧いてきてしまった。

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