探訪案内
静勝寺は、永正元年(1504)太田道灌の禅の師匠雲綱が、彼の菩提を弔うため、太田道灌が築城した稲付城跡に道灌寺として創建した。 明暦元年(1655)に道灌の子孫太田資宗が堂舎を建立し、道灌(香月院殿春宛静勝大居士)とその父資清の法号に因んで寺号を「自得山静勝寺」と改めた。
施設: 曹洞宗 自得山 静勝寺
本尊: 釈迦如来三像、脇侍: 普賢菩薩・文殊菩薩
住所: 北区赤羽西1-21-17
アクセス: JR高崎・宇都宮線「赤羽」駅/西口より徒歩5分
【履歴】
・2017/02/24(金): 02/16(木)探訪。
山門
参道石段と「稲付城跡石碑」 |
山門(東門) |
参道石段の右脇には「稲付城跡」と刻された石碑が建っているのみで、どこにも静勝寺の寺標はない。
本堂
本堂全景 |
扁額「静勝寺」 |
東門から入ると石畳が敷き詰められた参道が本堂まで続いている。現在の本堂は昭和三年(1928)に建立されたものだ。
弁天堂
弁天堂は旧本堂を移設したもので、元禄七年(1694)の建立である。
太田道灌公御影堂
太田道灌公御影堂の内部には道灌の坐像が安置され、命日の7月26日に因んで毎月26日に開扉される。 像の体内に納入されていた銘札によれば元禄八年(1695)静勝寺第六世の風全恵薫によって造られ、その後6回の修復がなされている。 享保二十年(1715)道灌250回忌に子孫の太田資晴によって建立された。
あとがき
駅から近いが自分以外の観光客は見当たらなかった。そのかわり、飼い猫が本堂前の階段に寝そべり日向ぼっこしていた。