事事関心! 仏閣探訪:
[ 東京都世田谷区/目青不動(教学院) ]
東京都世田谷区/目青不動(教学院)     2021/04/16(金)新規
探訪案内

 東急田園都市線「三軒茶屋」駅で降り、北口Aで地上に出てキャロットタワー先まで世田谷通り西方向へ進み右折、50m先東急世田谷線の踏切を渡り左折し線路沿いに進むとすぐに右手に教学院がある。(徒歩約4分)
 目青不動を安置することで知られる教学院は寺号を「最勝寺」と云う。 応長元年(1311)玄応和尚によって江戸城紅葉山付近に創建され、太田道灌による江戸城築城(康正三年(1457))により麹町貝塚に移転、のちに赤坂三分坂(青山墓地近辺)へ移転したという。 その後慶長九年(1604)、青山南町(百人町)に3000坪の土地を与えられ移転し、明治四十二-四十四年(1909-1911)、太政官布告により3カ年の期間を経て現在地に移転したという。
 目青不動は"江戸五色不動"の一つとして有名である。

寺名: 竹園山 最勝寺 教学院(目青不動)
宗派: 天台宗
本尊: 阿弥陀如来
札所: 江戸五色不動、関東三十六不動尊霊場16番
住所: 東京都世田谷区太子堂4-15-1
アクセス: 東急田園都市線「三軒茶屋」駅三茶パティオ口より徒歩4分

【履歴】
・2021/04/16(金): 04/16(金)散策。

山門 


 山門の左側は、「天台宗 竹園山 最勝寺 教学院」、右側は「目青不動尊」とある。 山門を入ると駐車場があるが参道30mほど先正面に不動堂がある。


本堂 


 恵心僧都作の本尊:阿弥陀如来と聖徳太子の作といわれる聖観音像が安置されている。


不動堂 

不動堂

扁額「不動明王」

扁額「閻王殿」

 目青不動尊は元は麻布谷町にあった正善寺(観行寺)に祀られていたが、廃寺となった際にここ教学院に奉安されたという。
 目青不動尊は江戸時代より五色不動(五眼不動)の一つに数えられ、東西南北中央の五方角と色(五色)を合わせたもので、将軍家光の時代に成立したといわれる。

青目不動尊像(御前立) 


 こちらの不動明王像はもちろん御前立ちだ。 この青銅製の不動明王像は寛永十九年(1642)のもので、慈覚大師作と伝わる本尊の不動明王像は秘仏である。
 目青不動明王像は厨子の中に安置されているが、御前立ちの不動明王像はいつでも拝観できる。 脇侍は閻魔大王像と奪衣婆像だ。不動堂に「閻王殿」の扁額がかかっているのはそのためか?。


あとがき

 本尊の不動明王像のお姿を機会があれば見てみたいものだが絶対秘仏なのかなー??。虫食いで無くなっているかもな―...。

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