事事関心! 神社探訪:
[ 京都市南区 ]
京都市南区                 2022/12/12(月)新規
探訪神社一覧

 2019/09/25(水)参拝し損ねていた京都市南区の京都駅近くの神社を巡った。
 2022/11/02(水)京都三泊四日旅の最終日は京都駅西側の西大路を巡る。 この辺りには六孫王神社の他には著名な観光神社は無いようなので街中を歩いていても観光客に会うことは稀だ。

NO.神社名住所拝観期日備考
 01 六孫王神社 南区壬生通八条角 2019/09/25 
 02 石上神社 南区九条町1 2019/09/25 
 03 鎌達稲荷神社 南区唐橋西寺町57 2022/11/02 
 04 道祖神社 南区唐橋平垣町55-1 2022/11/02 
 05 和江神社 南区吉祥院中島町 2022/11/02 
 06 三ノ宮神社 南区吉祥院三ノ宮町11-1 2022/11/02 
 07 松尾神社 南区吉祥院中河原西屋敷町 2022/11/02 

【履歴】:
・2022/11/02(水): 11/02(水)JR京都駅から徒歩で巡る。
・2019/09/28(土): 09/25(水)探訪。

六孫王神社 南区壬生通八条角

 JR「京都駅」八条口より西へ徒歩約15分の処にある。
 六孫王は、清和天皇の六男を父として生まれ、「経基」と名づけられたが、皇室では六男の六と天皇の孫ということで「六孫王」と呼ばれていた。 十五才で元服し"源"の姓を賜わり、先例に従い臣籍に加えられた。承平・天慶の乱に東国・西国の追討使として現地に赴き凱旋の後、鎮守府将軍となる。 現在の社地に住居を構え、臨終に臨み「霊魂滅するとも龍(神)となり 西八条の池に住みて子孫の繁栄を祈る ゆえにこの地に葬れ」と遺言した。 王の長子である満仲公が遺骸を当地に埋葬し(本殿後方に石積の神廟がある)、その前に社殿を築いたのが六孫王神社の始まりである。


一の鳥居

二の鳥居

太鼓橋

唐門

本殿

 江戸時代五代将軍綱吉の時代に現在の本殿・拝殿等建物が再建された。
 本殿には六孫王大神源経基(みなもとのつねもと)が主祭神として祀られている。



稲荷社

誕生水弁財天社

誕生水弁財天

 境内中央の池を神龍池と云う。 その側に満仲誕生のおり井戸上に琵琶湖の竹生島より弁財天を勧請し、安産を祈願し産湯に使ったと云う誕生水弁財天社がある。


石上神社 南区九条町1

 東寺の執行職(しぎょうしょく)を世襲した阿刀家の祭壇だという石上神社(正式名称は「石上布留社(いそのかみふるしゃ)」)は、東寺の北、阿刀家の屋敷跡にある。 参拝目的に探して行かないと見つけづらい処にある。




 創建の詳細、変遷は不明である。
 祭神は本社に石上布留御魂(いそのかみふるのみたま)、相殿に阿刀大神(あとおおかみ)を祀る。


鎌達稲荷神社(けんたついなりじんじゃ) 南区唐橋西寺町57-1

 JR京都線「西大路」駅下車、改札を出てすぐの西大路通を跨ぐ歩道橋を通り東へ進む。 新幹線の線路沿いの道から真東方向に延びる道に折れ、進むと西寺先で御前通に突き当る。 すぐ先にある一信号分南へ歩き交差点で左折、東寺西門通を二つ目の十字路まで進み右折すると突き当りに鎮座している。(徒歩約9分)




 鎌達稲荷神社は唐橋西寺公園内、平安京に造立された西寺跡にある。室町時代・天文七年(1538)頃の創建という。
 平安時代の陰陽師・安倍晴明の子孫・阿部家、土御門家の鎮守社だった。 また、代々の天皇の祈願が行われ、畿内七道の総産土神として、天下泰平・五穀成就の祈願所だったという。敬愛の稲荷になる。
 祭神として、万生業に福利を授け給う開運の神・倉稲魂大神と、広く人事を良きに導き交通安全の神でもある猿田彦大神を祀る。
 鎌達神社の御利益由来には、開運・勝負運を招き奇蹟を生む神さまの霊験ありと敬われている。 お守りのうち、サムハラ呪符は災難除け、奇蹟を生むお守りと言われている。

道祖神社 

 JR京都線「西大路」駅下車、改札を出てすぐの西大路通を跨ぐ歩道橋を通り東へ進む。新幹線の線路沿いの道から真東方向に延びる道に折れ、進むと西寺先の突き当り右手にある。



 天正元年(1573)の創祀。山城国葛野郡唐橋村の鎮守の宮として祀られた。 明治十年頃に松尾大社の末社になったと思われるが、社殿の創建は江戸時代と伝わるが詳細は不明。 御神体は石が二つと言い伝えられている。
 祭神は最新天宇受売命(あまのうずめのみこと)。


和江神社 南区吉祥院中島町

 JR京都線「西大路」駅下車、改札を出て右手へ新幹線線路沿いの道を250mほど行くと左手にワコール本社がありその西端に鎮座している。




 和江大龍神とも呼ばれ、京都の有名企業である「ワコール」の神社である。 「和江(わこう)」は「ワコール」の前社名「和江商事」で、「ワコールの神様」だ。
 祭神は「巌の御魂」と「瑞の御魂」そして「和江大龍神」。 厳の御魂は「天照大神」、瑞の御魂は「玉依姫命」、いわゆる太陽と月でよくある祭神。 「和江大龍神」は、湖国の北部(滋賀県北部)にいた龍一族のこととされ、京都の守護神としてワコール創業の地(発祥の地 = 京都市中京区二条通東洞院東入)の敷地内にあった古木に鎮まっていたと言われている。ちなみに「和江」は「わえ」ではなく「わこう」と読む。これが「ワコール」という会社名の由来。和江神社(和江大龍神)は、昭和32年7月にワコール西大路工場が開設された際に勧請され、その後の昭和43年11月に今の「ワコール本社」敷地内に遷座した神社である。社記を見るかぎりでは、「和江神社(和江大龍神)」と呼ばれたのは、1957年「ワコール株式会社へ商号変更」した時からのようだ。滋賀県の近江のことを「江州(こうしゅう)」と言うが、江州に和す(やわす)で「和江(わこう)」という創業者の思いがあったそうだ。

三ノ宮神社 南区吉祥院三ノ宮町11-1

 JR京都線「西大路」駅下車、改札を出て右手へ新幹線線路沿いの道を300mほど行くと左手に新幹線線路の下を潜るガードがある。 そのガードの斜向かいに三ノ宮神社は鎮座している。




 この三ノ宮神社は「春日大社」・「石清水八幡宮」・「松尾大社」の三社を一緒に祀っているというのが名前の由来となっている。
 祭神は松尾大社・石清水八幡宮・春日大社。創祀・由緒などは不明。

松尾神社・天照皇大神宮 南区吉祥院中河原西屋敷町

 JR京都線「西大路」駅下車、改札を出て右手へ新幹線線路沿いの道を300mほど行くと左手に新幹線線路の下を潜るガードがある。 そのガードを潜り道なりに北上し右手へ分岐した道へ進むと先の信号のある分岐路左手に鎮座している。




 松尾神社は名前の通り、西方にある松尾大社の境外末社の位置付けではないかと思われる。 祭神が大山咋命であり、これは松尾大社の祭神の一つでもある。 なお大山咋神は元々山の神であり農耕の神とされている。
 天照皇大神宮の方だが、これは元来、伊勢神宮の内宮を意味する。 過去の歴史において伊勢神宮と何らかの関わりがあったのだろう。 内宮の御祭神は天照大御神であり、この神社とは直接関係はないようだ。 ひょっとして昔この神社に伊勢神宮遙拝所か何かがあったのかも?。 神社正面の鳥居は若干方向が違うが、伊勢神宮の方向に向いているようだ。


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