事事関心! 神社探訪:
[ 横浜市港北区 ]
神社探訪: 横浜市港北区           2021/02/13(土)更新
神社一覧

 市営地下鉄一日乗車券(740円)を利用して新横浜からセンター北までの神社を探訪した。1日で回る予定で新横浜から始めて北新横浜で左足が疲労のため思うようには歩けなくなり、途中を飛ばして最後のセンター北にて終了となってしまった。 そんなわけで日を改めて二回目はセンター南、新羽を訪れた。
 第三回目はグリーンライン日吉方面沿線を足早に探訪。四回目は横浜線を利用して菊名、五回目は東横線沿線の綱島と大倉山を続いて探訪となった。
 暫く間が空いた今回(2019/05/03)は未訪だった北新羽杉山神社への参拝となった。2021/02/12(金)は前回道に迷い未訪となっていた新吉田杉山神社を訪ねた。

NO.神社名住所拝観期日備考
 01 茅ヶ崎杉山神社 横浜市港北区茅ヶ崎中央58 2011/12/10 地下鉄ブルーライン「センター南」駅
 02 新羽杉山神社 横浜市港北区新羽町2576 2011/12/10 地下鉄ブルーライン「新羽」駅
 03 篠原八幡神社 横浜市港北区篠原町2735 2011/11/21 地下鉄ブルーライン「新横浜」駅。新横浜を一望できる高台
 04 岸根杉山神社 横浜市港北区岸根町377 2011/11/21 地下鉄ブルーライン「新横浜」駅
 05 高田天満宮 横浜市港北区高田西3-25-1 2014/02/11 地下鉄グリーンライン「高田」駅
 06 駒林神社 横浜市港北区日吉本町2-25-5 2014/02/11 地下鉄グリーンライン「日吉本町」駅
 07 諏訪神社 横浜市港北区箕輪町3-8-9 2014/02/11 地下鉄グリーンライン「日吉」駅
 08 熊野神社 横浜市港北区日吉5-18-12 2014/02/11 地下鉄グリーンライン「日吉」駅
 09 日吉神社 横浜市港北区日吉3-9-5 2014/02/11 地下鉄グリーンライン「日吉」駅
 10 八杉神社 横浜市港北区大豆戸町安山239 2015/02/04 JR横浜線「菊名駅」
 11 菊名神社 横浜市港北区菊名6-5-14 2015/02/04 JR横浜線「菊名駅」
 12 綱島神明社 横浜市港北区綱島東2-2 2015/02/25 東横線「綱島」駅
 13 諏訪神社 横浜市港北区綱島東2ー10ー1 2015/02/25 東横線「綱島」駅
 14 大曾根八幡神社 横浜市港北区大曽根台9-1 2015/02/25 東横線「大倉山」駅
 15 太尾神社 横浜市港北区太尾町1054 2015/02/25 東横線「大倉山」駅
 16 樽町杉山神社 横浜市港北区樽町4ー10 2015/02/25 東横線「大倉山」駅
 17 師岡熊野神社 横浜市港北区師岡町1137 2015/02/25 東横線「大倉山」駅
 18 荒神社 横浜市港北区新羽町1326 2016/06/01 地下鉄ブルーライン「北新横浜」駅
 19 北新羽杉山神社 横浜市港北区新羽町3918 2019/05/03 地下鉄ブルーライン「仲町台」駅
 20 新吉田杉山神社 横浜市港北区新吉田町4509 2021/02/12 地下鉄グリーンライン「東山田」駅

・2011/11/21(月): 新横浜、センター北を探訪
・2011/12/10(土): センター南、新羽を探訪
・2014/02/12(水): 02/11(火)グリーンライン沿線(日吉側)を探訪。
・2015/02/28(土): 02/25(水)綱島→大倉山を探訪。
・2016/06/04(土): 06/01(水)荒神社探訪。
・2019/05/04(土): 05/03(金)北新羽杉山神社探訪。
・2021/02/13(土): 02/12(金)新吉田杉山神社探訪。

茅ヶ崎杉山神社 横浜市港北区茅ヶ崎中央58

 市営地下鉄ブルーライン「センター南」駅で下車。センター北方向へ約100m程歩き、左手に折れ突き当りの階段を上り真っ直ぐ行くと都筑中央公園に突き当り、すぐ右手が杉山神社だ。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

神額「杉山神社」

 天武天皇白鳳三年に安房神社神主の忌部勝麿呂が御神託を受け、武蔵国の杉山の岡に高御座巣日太命(高御産日命)・天日和志命(天日鷲命)・由布津主命(阿八別彦命・天日鷲命の孫・忌部氏の祖)の三柱を祀り「杉山神社」としたことにはじまるという説がある。
 祭神は五十猛命。配神として天照大神、倉稲魂神、素戔嗚尊を祀っている。


手水舎

摂社(稲荷神社)

御神木誉地
新羽杉山神社 横浜市港北区新羽町2576

 市営地下鉄ブルーライン「新羽」駅の西400mほどのところにある。


鳥居(台輪鳥居型)

拝殿

神額「杉山神社」

 杉山神社の史籍に於ける初見は延喜式神名帳に(今より1070余年前)武蔵国都筑郡杉山神社とあり、当時の由緒は不明だが、口碑に伝えるように其の創立は上古根古屋の庄荷場の郷と唱う水郷一帯の時代 景行天皇の御代四十年東方十二国御平定の折 日本武尊 この地方を御通過され 尊崩御の後村民其の御徳を慕い奉いて祠を造り奉斎したと云いわれている。 明治六年村社に列格、同四十一年村内の無格社 荒神社 熊野社 皇大神宮を合併し、大正九年神饌幣帛料供進社に指定された。
 祭神は日本武尊で、火生霊神、澳津彦神、澳津姫神(大竹、荒神社)、伊弉冊命、速玉男命、事解男命(中之久保、熊野社)、天照皇大神(南、皇大神宮)を合祀している。


手水舎

境内社

境内社
篠原八幡神社 横浜市港北区篠原町2735

 市営地下鉄ブルーライン「新横浜」駅篠原町方面2番出口から観音寺の参道沿い徒歩7分のところにある。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

神額

 後鳥羽院建久三年九月(鎌倉時代)鈴木村の鎮守として仝村字会下谷に勧請奉斉し、武蔵風土記稿に鶴崎八幡と称したとある。寛永八年仝村字表谷に社殿を建立し奉遷し、その後寛文七年時の代官伊奈半十郎手代新井孫兵衛により社殿を再建し若宮八幡と称した。 鈴木村は篠原村となり若宮八幡宮は八幡大神と奉称するにいたったとのことだ。
 祭神は應神天皇(誉田別命)である。


神楽殿

水盤

稲荷神社

力石
岸根杉山神社 横浜市港北区岸根町377

 市営地下鉄ブルーライン「新横浜」駅で降り篠原町方面2番出口から東海道新幹線の線路沿いの谷戸を南800m歩く岸根高校北側にある。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

神額「杉山神社」

 大永五年九月(1525)伊豆の国の住人岩田五郎右エ門がこの地に移住した時鎮守として勧請したと伝えられている。 大正十三年十月(1924)山王山に遷移し山王宮由の祭神大山祇命を合祀した。昭和五十五年十月(1980)社殿を新築し今日に至っている。
 祭神は五十猛命、大山祇命である。

高田天満宮 横浜市港北区高田西3-25-1

 市営地下鉄グリーンライン「高田」駅で降り、県道106号線を北へ向かう。「天満宮」交叉点で左折し、最初の右手脇道へ折れる。 坂道を100mほど登ると右手にある。


鳥居(靖国鳥居型)

拝殿

神額「天満宮」

 後醍醐天皇の世正中二年(1325)五月二十五日夜、西南西の方角から光物現れ、しきりに震動した。 夜になっても四方を昼のように明くし、遂には当地の山中に鎮ったが、昼夜電光が乱れ飛び、人々は近づくことが出来なかった。 この時小蛇が梅の若木の下に現れ、異香を放った。その様は観世音菩薩が天神として垂迹したかと思われた。興禅寺の弁殊法印はこれこそまさに衆生済度の方便、大慈大悲の誓なりと、榊の枝を取って前に置くと、小蛇は榊枝の上に留った。 時に領主桃井播磨守直常は、これを見聞きし信心止みがたく、社を建立し、当所一帯の氏神と仰いだと云う。
 大正六年、神饌幣帛料供進社に指定された。

駒林神社 横浜市港北区日吉本町2-25-5

 市営地下鉄グリーンライン「日吉本町」駅で降り、駅前の道を東へ向かう。Y字路に至ったら左手に進み、次のY字路は右手の道へ。 十字路に出たら、左折して北上する。十字路左斜向かいに駒林小学校があり、すぐ右手に脇道があるので、この脇道に入り少し上ると右手にある。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

神額「駒林神社」

 菅原道真公を主神とする駒林神社(旧中駒林村天神社)は、天台宗別当金蔵寺の兼務であった。 創祀年代は不詳だが明応三年の覚書(金蔵寺)の中に、「中村天神社」の名があるところから、それ以前の創祀と云える。
 新編武蔵風土記稿に「天神社、字中村にあり、中分の鎮守なり、前に石段三十三段、石の鳥居をたつ、社前に拝殿あり、三間に二間半、神体木の坐像にて一尺許」との記載有。
 明治十五年四月、天照大神と天満大神を合併、村名に因んで「駒林神社」と改めた。 大正三年十二月五日、八幡神社、十二天神社、熊野神社、妙義山神社の四社を合併。 昭和三十六年に慶応義塾より三畝二十九歩を買いうけ、翌年、新築社殿に加え社務所及び境内を整備した。 昭和三十九年十月、江戸城外濠の廃石を氏子の協力で申し受け、境内の石垣とした。

諏訪神社 横浜市港北区箕輪町3-8-9

 市営地下鉄グリーンライン「日吉」駅で降り、東側の大きな道を横浜方向へ向かう。300mほど進むと右手に線路を潜る道があるので、その道へ折れ、道なりに進むと約100m先右手にある。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

 箕輪村の鎮守社として文安元年(1444)に創建。
 大正三年に村内にあった御嶽社・稲荷社・天神社・神明社・厳島神社・道祖神を合祀したと云う。
 武御名方命、天照大神、大己貴命、少彦名命、倉稲魂命、市杵嶋姫命、国常立命、菅原天神、猿田彦命を祀る。


境内社: 疱瘡社

手水盤を支えていた天邪鬼

 疱瘡神は人々を天然痘からお守りする神だ。手水盤を支えていた天邪鬼はお役御免となり疱瘡社の隣に移っていた。


熊野神社 横浜市港北区日吉5-18-12

 市営地下鉄グリーンライン「日吉」駅で降りる。熊野神社は慶応義塾高校の丘の反対側にある。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

神額「熊野大権現」

武蔵風土記稿に「熊野社、村の中ほど丘の半腹にあり、社地に古松生茂り古き宮地と見ゆ」と書かれている

日吉神社 横浜市港北区日吉3-9-5

 市営地下鉄グリーンライン「日吉」駅で降り、東側の大きな道を東京方向へ向かう。 「仲の谷」交叉点に至ったら、右手脇道に入る。約200mほど進むと左手にある。


鳥居(靖国鳥居型)

拝殿

神額「日吉神社」

 創立年代は不詳。往古より武蔵野の国橘樹郡矢上村総鎮守として「お伊勢原」と呼ぶ丘の上に鎮座し「神明社」と称した。旧社殿は天明五年の修造と伝わる。
 昭和十一年神明造の本殿・幣殿・拝殿を改築、同十四年横浜編入による新地名に合わせ「日吉神社」に改称した。


矢上天神社

神牛

 平成十四年、菅原道真公御神忌千百年を期し創建され、太宰府天満宮より御分霊を勧諸奉斎した。 学業成就、入試合格の神徳があると崇敬されている。


八杉神社 横浜市港北区大豆戸町安山239

 JR横浜線「菊名」駅にて下車。西口から駅前の道を北へ向かう。暫くして本乗寺があり、更に100m弱進むと左手に鎮座している。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

神額「熊野神社」

 昭和二十二年に八王子神社と杉山神社を合併し、創立された。
 八王子社の祭神"国狭槌命(くにのさづちのみこと)"、杉山神社の祭神"大山祇命(おおやまつみのみこと)"、外人神、日本武尊を祀る。

菊名神社 横浜市港北区菊名6-5-14

 東京急行東横線「菊名」駅にて下車。東口より駅前の道を少し北へ向かうと綱島街道に出る。五差路の交差点で綱島街道を横断し、向かい側の脇道に入る。 約120mほど先に進むと左手に鎮座している。


鳥居(明神鳥居型)

拝殿

 菊名の地には、昭和の初期まで神明社(天照皇大神)、杉山神社(日本武尊)、浅間神社(木花咲耶姫命)、八幡神社(譽田別命)、阿府神社(武内宿禰命)の5社が村社として鎮座していた。 中でも記録に残るものとして最も古くからあるのが、阿府(あぶ)神社であり、その歴史は任和元年(885)に遡るといわれている。 時の天皇、光孝天皇が師岡に勅使を遣わされ熊野神社を創建なされた時、勅使がその途上、馬具の鎧をお納めになったことからその名が付いたと史書には書かれている。 この5社が昭和十年、現在は菊名町公園となっている杉山神社の地に合祀され、名も「菊名神社」と改められた。 平成二十三年には、50年ぶりの大々的な社殿改修工事が行われた。


手水鉢と「がまん様」


 「がまん様」は手水鉢をささえる四方の支柱になっている鬼の石像のことで、寛政年間(1786〜1801)に築かれたと伝えられる。 この「がまん様」は、長い年月苦難に耐え、同じ仕事に飽きる事なく手水鉢をささえているそのがまん強い姿から、人の道も努力・忍耐こそが開運を招く基であると論しているそうだ。


綱島神明社 横浜市港北区綱島東2-2

 東京急行東横線「綱島」駅にて下車。綱島街道に出て、少し東京方向へ向かうと左手の丘が終わる手前にある。


急な参道階段

鳥居

 神明社には昭和五十二年年までは木造の小さな祠があったが、荒廃激しく昭和53年に石造碑に改められた。 なお、神明社は古くから存在し、永禄年間に諏訪神社が設立され、村社となるまではこちらが村社だった。
 また、神明社は「桃雲台(とううんだい)」とも呼ばれ、綱島が桃の名産地であった当時、神明社から見降ろす一面の桃畑が、まるでピンク色の雲の上にいるようだったことから名づけられたという。
 祭神は天照大神。

諏訪神社 横浜市港北区綱島東2ー10ー1

 東京急行東横線「綱島」駅にて下車。綱島街道に出て、少し東京方向へ向かい二つ目の信号「東福寺前」交差点で道を渡り、少し先にある右手の脇道に折れ、道なりに100mほど行くとある。


鳥居

拝殿

 綱島は往昔綱島三郎信照の采色で、永禄の頃武田家の家臣が信濃国諏訪明神を勧請し社殿を建立した。 新編武蔵風土記稿に「諏訪社、字下にあり是も南北の鎮守にて前に鳥居を建つ、石階三十五段を上り又五十級よじて社前に至る、神像長さ九寸許、前に神鏡を置く、勧請詳かならず、例祭7月27日」とある。
 明治六年村社に列格。社殿は昭和四十八年に再建されたもの。


手水舎

金比羅宮

稲荷社
大曾根八幡神社 横浜市港北区大曽根台9-1

 東京急行東横線「大倉山」駅にて下車。駅前の通りを東へ向かい、綱島街道に出る。綱島街道は、左手の綱島方向へ向かう。 途中「大曾根」交差点で左折し、道なりに行くと左手に鎮座している。


鳥居(明神鳥居型)

社殿

神額「」

 大曽根には古くから部落氏神三社の鎮守社が存在していたが、昭和三十二年、無格社天満社、同六所神社を村社八幡神社に合併し、社殿を造営、境内を整備した。 各神社とも、夫々明治六年に村社、無格社に列格した。 平成十七年には社殿の大規模な改修工事を執り行い、現在に至っている。
 祭神は、應神天皇・大國魂命・菅原道眞公の三柱である。

太尾神社 横浜市港北区太尾町1054

 東京急行東横線「大倉山」駅にて下車。。駅前の通りを西へ向かう。500mほど先「横浜信金」の向かいの脇道奥に鎮座している。


鳥居(靖国鳥居型)

社殿

 太尾には古来、天満宮・神明社・八幡宮・杉山社・熊野社・神明社の六柱が在り歓成院がこれを維持した歴史もあった。 昭和三十三年各社が祭神を合祀して「太尾神社」とした。
 祭神として、天照皇大神、国常立尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊、応神天皇、日本武尊、菅原道真公を祀る。


樽町杉山神社 横浜市港北区樽町4ー10

 東京急行東横線「大倉山」駅にて下車。駅前の通りを東へ向かい、綱島街道に出る。綱島街道は、左手の綱島方向へ向かう。 途中「熊野神社入口」交差点で右折し、道なりに行くと左手に鎮座している。


鳥居(明神鳥居型)

社殿

神額「杉山宮」

 創建年代は不詳だが、新編武蔵風土記によれば、応永十八年(1411)に鰐口がこれを鋳之と記され、この頃既に勧請されたものと思われる。
 祭神は日本武尊である。新編武蔵風土記に、「本地荒澤不動を神体とし幣吊のみで神像は見へず」とあり、祭神が日本武尊になったのは、明治以降らしく、江戸時代は荒澤不動を祀っていた。

師岡熊野神社 横浜市港北区師岡町1137

 東京急行東横線「大倉山」駅にて下車。駅前の通りを東へ向かい、綱島街道に出る。綱島街道は、左手の綱島方向へ向かう。 途中「熊野神社入口」交差点で右折し、道なりに行くと左手に鎮座している。


鳥居(明神鳥居型)

勅額
「関東随一大霊験所熊埜宮」

 神亀元年(724)、僧・全寿が空から降って来た熊野大権現の神札を当地の梛の大木のうろに納め祀ったと伝えられる。 仁和元年(885)7月に光孝天皇の勅使六条中納言藤原有房卿が下向し「関東随一大霊験所熊埜宮」の勅額を賜わって以来、宇多天皇、醍醐天皇、朱雀天皇、村上天皇の勅願所として社僧十七坊が附せられた。
 明治元年(1868)神仏分離の際、熊野神社と法華寺とに二分され明治三年県社に列格したが、明治六年33ヶ村の郷社に列した。
 伊邪那美尊(いざなみのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)を祀る。


拝殿

神額

 拝殿は銅茸の権現造で明治十九年に再建されたものである。 現在の本殿は覆殿の内側に納められているが、江戸時代中期の正徳三年(1713)に建てられたものとのこと。



手水舎

神明社

「の」池

 「の」の池は本殿の裏山にある。その昔、当社が落雷で出火した折、「の」池の水によって御神体を守ったと云う。 また、正月の筒粥神事はこの池の水が使われている。

荒神社(元宮) 横浜市港北区新羽町1326

 横浜市営地下鉄ブルーライン「北新横浜」駅で下車、駅西側へ出て北側30mほどの処の脇道に折れる。 クランク状に進み、更に200mほど真っ直ぐ行くと丁字路にぶつかる。 ここで右に折れ、更に50mほど先の「専念寺入口」の交叉点で左折する。 200mほど行くと「新羽高等学校→」の道案内がある分岐点に至るので、ここを右折し高校の方へ向かう。高校の敷地を右側から周るように進むと丁度半周したところにある。 (「北新横浜」駅より約1km)




 創建年代は不詳。明治四十二年に杉山神社に合祀され、元宮として現存している。
 祭神は火受霊神、奥津彦神、奥津姫神。 奥津彦神・奥津姫神は竈を司る神であり、そこに火の神である迦具土神を加えて「竈の三神」とされている。


北新羽杉山神社 横浜市港北区新羽町3918

 横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台」駅で下車、駅南側へ出て線路沿いの道を東へ進み、第三京浜の跨道橋を超えた、駅から約20分の処に鎮座している。


鳥居

拝殿

神額「杉山大明神」

 三輪神道の先駆者横地監物が大和国三輪明神の御分霊を応永二年(1395)勧請して奉斎、「杉山大明神」と称したと云う。
 祭神は大己貴命(大国主)。



境内社祠

大黒様

狛鼠(雌)

狛鼠(雄)

 境内社祠には白山社、金比羅社、子大社が奉斎されている。
 境内社祠の左手には開運招福の大黒様がおかれている。
 境内に入ると最初に迎えてくれるのは大国主神の使いの鼠(狛鼠)だ。 この狛鼠は回転できるようになっており、男性は右手、女性は左手の狛鼠を願い事を唱えながら一回転させると願いが叶えられると云う。

新吉田杉山神社 横浜市港北区新吉田町4509

 横浜市営地下鉄グリーンライン「東山田」駅で下車、改札を出て左手から駐車場奥から南へ向かう道に出る。 真っ直ぐ早淵川沿いの道まで進み左折して少し先の新北川橋を渡る。 橋を渡ったところにある横断歩道を渡り反対車線がわの歩道をさらに南へ。 ENEOSガソリンスタンドの先の脇道に左折する。高速下の地下道を抜けたら十字路なので右手に進む。 250mほど先三叉路迄進み左手に行くとすぐ二股に別れるので右手へ。 100mほど先丁字路を左へ、さらに道なりに200mほど進むと丁字路にぶつかるので左折する。 その先120mの四つ角を左折すると少し先左手に杉山神社の鳥居がある。(徒歩約20分)


表参道鳥居

社殿(拝殿部)

神額「杉山神社」

 新吉田杉山神社は、延喜式神名帳所載の武蔵国都筑郡杉山社ではないかと考えられている論社の一つ。 新吉田杉山神社の創建年代等は不詳。明治六年郷社に列格に列格、明治四十一年村内にあった近在の御霊神社他を合祀し、権五郎景政・比野聖廟・素盞嗚尊を合祀し現在も本殿内に共に祀る。
 社殿は権現造りであるが、本殿は三座あり、主座は五十猛命・次座は御霊大神権五郎景政である。三座目は比野聖廟・素盞嗚尊と思われるがその由緒などは不明である。
 祭神は五十猛命。


稲荷社

天神社

庚申塔


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