事事関心! 神社探訪:
[ 横浜市緑区 ]
神社探訪: 横浜市緑区             2020/02/05(水)更新
コース案内

 横浜(緑区)にある神社を探訪し参拝した足跡をまとめてみた。 まず第一回目は移動に便利な地下鉄グリーンラインを利用し川和駅から中山駅までを探索した。
 二回目の今回は地下鉄で「新横浜」駅まで行き、JR横浜線に乗り換えて「鴨居」駅へ。ここから「小机」駅までJR横浜線の南側を探索した。
 三回目はJR「長津田」駅周辺を探索した。第四回目(2019/05/03)は横浜市内の杉山神社を纏めていたら中山駅周辺で未参拝の神社があったので、これを訪れてみた。
 第五回目(2020/02/05)は西八朔にある杉山神社探訪がまだだったので「十日市場」駅周辺の神社を訪ねた。

NO.神社名住所拝観期日備考
 01 十二神社 緑区北八朔町1266 2013/06/17JR横浜線「中山」駅
 02 日枝神社 緑区小山町351 2013/06/17JR横浜線「中山」駅
 03 三保杉山神社 緑区三保町2079 2013/06/17JR横浜線「中山」駅
 04 八幡神社 緑区台村町563 2013/06/17JR横浜線「中山」駅
 05 寺山杉山神社 緑区寺山町177 2013/06/17JR横浜線「中山」駅
 06 白山神社 緑区白山2-35-1 2014/05/19JR横浜線「鴨居」駅
 07 鴨居杉山神社 緑区鴨居4-13-1 2014/05/19JR横浜線「鴨居」駅
 08 本郷神社 緑区東本郷4-12-16 2014/05/19JR横浜線「鴨居」駅
 09 下長津田神社 緑区いぶき野46-1 2017/10/26JR横浜線「長津田」駅
 10 大石神社 緑区長津田町2322 2017/10/26JR横浜線「長津田」駅
 11 王子神社 緑区長津田7-5-34 2017/10/26JR横浜線「長津田」駅
 12 八坂神社 緑区長津田町2301-13 2017/10/26JR横浜線「長津田」駅
 13 中山杉山神社 緑区中山町718 2019/05/03JR横浜線「中山」駅
 14 上山八幡神社 緑区上山2-14-11 2019/05/03JR横浜線「中山」駅
 15 青砥杉山神社 緑区青砥町1119 2019/05/03JR横浜線「中山」駅
 16 西八朔杉山神社 緑区西八朔町208 2020/02/05JR横浜線「十日市場」駅
 17 日向山神社 緑区十日市場町817-7 2020/02/05JR横浜線「十日市場」駅

【履歴】
・2013/06/20(木): 06/17(月)川和駅から中山駅周辺を探索
・2014/05/22(木): 05/19(月)鴨居駅から小机駅までを探索
・2017/10/30(月): 10/26(木)長津田駅周辺を探索
・2019/05/04(土): 05/03(金)中山駅近傍の未訪社を探索
・2020/02/05(水): 02/05(水)十日市場駅近傍の未訪社を探訪

十二神社 緑区北八朔町1266

 地下鉄グリーンライン「川和町」駅で下車、線路に並行して奔る道を進み、鶴見川を渡る。 真っ直ぐに進み、2つ目の信号の先の二叉路で右手へ折れ、道なりに300mほど進むと山沿い左手にある。(徒歩13分、約700m)




 武蔵風土記によれば、十二神社は旧称十二天社と称し、文安二年(1447)久世大和守領地の時武蔵国久良岐郡本牧にある十二天を勧請したと記されている。
 祭神として伊那那岐命、木花咲耶姫命、菅原道真を祀っている。

日枝神社 緑区小山町351

 地下鉄グリーンライン・JR横浜線「中山」駅で下車、北口に出て線路に直行する道を真っ直ぐに進み、恩田川を渡った先にある「中山駅入口」交差点に突き当たる。 ここで左手に折れ、次の「小山町」交差点まで行くと、その20m先にある。(徒歩約15分,約800m)


鳥居

社殿

 創建年代は不詳。新編風土記稿によると、古くは村落内に5つの社があったと記されている。 旧社名を「山王社」と称したが、明治初年に「日枝神社」と改めた。大正十三年稲荷社を合祀、他3社を境内社として祀る。 同年、氏子中の寄進により現在の社殿が新築された。
 祭神は大山積神。

三保杉山神社 緑区三保町2079

 地下鉄グリーンライン・JR横浜線「中山」駅で下車、南口に出て右手の商店街を進む。「台村町」交差点に出て、さらに右手へ向かう。350m程先の「三保」交差点の斜向かいが神社だ。(徒歩約10分)






 建立の時期は不詳。慶長九年(1604)まで近隣併せ八ケ村の総鎮守であり、その後久保村(三保町)の鎮守となる。 明治六年(1873)村社に指定され、同四十一年(1908)村内五社を合祀。 元治元年(1864)再建の本殿などは、大正九年の大改修も含め数次にわたり修復されている。 しかしながら老朽化が著しく、また茅葺き屋根拝殿の維持管理が困難なこと等から建替えすることになり、平成十年十月三日例大祭に合わせ鳥居・玉垣・手水舎等付帯工事と共に完工し遷座祭を挙行した。 また、平成十一年十二月にこれまで合祀の天満宮を境内神社として創立し遷座している。
 主祭神は日本武尊で、天照大神、猿田彦命を合祀している。境内神社天満宮の祭神は菅原道真である。

八幡神社 緑区台村町563

 地下鉄グリーンライン・JR横浜線「中山」駅で降り、右手に線路と平行して続く商店街を区役所まで進む。 区役所の右手の道路が左側にカーブする手前にある右手分かれ道に折れ、しばらく行くと右手に参道に続く道がある。 神社は道の突当りの丘の縁にある。(徒歩10分ほど)




 由緒は不明。祭神は応神天皇とのこと。


寺山杉山神社 緑区寺山町177

 地下鉄グリーンライン・JR横浜線「中山」駅で降り、南口入口交差点へ出て、道を横断して真っ直ぐの一車線の緩やかな坂道を上る。 少し行くと右手に谷戸越しに八幡神社が望めるところに至るが、道路の先左手に鳥居が立っている。(徒歩7分ほど)





 由緒は不明。鳥居右脇に立つ社号標には「寺山鎮守杉山神社」とある。この辺りでは標準的な広さの境内の奥中央に真新しい拝殿と一体となった本殿が建つ。 境内右側に御神木があり、拝殿の右手奥には元稲荷神社祠跡、青面金剛庚申塔、元金比羅神社祠跡等が建立されている。
 祭神は五十猛命、倉稲魂尊、面足尊とのこと。

白山神社 緑区白山2-35-1

 JR横浜線「鴨居」駅で降り、南口からロータリー右手へ進み駅前の道(県道109号線)を中山方向へ向かう。鴨居交差点で陸橋下を潜り更にまっすぐ進む。 ここから約600m先の「市交通局緑営業所」交差点に至ったら道路を横断し目の前の路地に入る。正面にある寺が宝塔院だ。道を右に進むと寺の右手に急な階段があるが、これが白山神社の旧参道だ。表参道はもう少し道を進んだところにある。


鳥居

社殿

神額「白山神社」

 元禄六年(1693)本殿創立。安政六年(1859)拝殿再建の記録あり。
 現在の拝殿は昭和十二年に境内の整備とともに再建されている。なお、古来より白山町(旧下猿山村)の鎮守として崇敬されている。
 白山神社の祭神は木花咲耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)。

鴨居杉山神社 緑区鴨居4-13-1

 JR横浜線「鴨居」駅で降り、南口からロータリー右手へ進み駅前の道(県道109号線)を渡り正面の道に入る。 道はすぐ二手に分かれるので、右手に折れ、坂道をどんどん登ると鴨居小学校が丘の上にあり、道は学校を囲むように続いている。 南側に回ると途中に廃れた階段道がある。この道を降りていくと杉山神社の境内に出る。


鳥居

拝殿

神額「杉山神社」

 鴨居杉山神社は宝徳元年(皇紀2109年)の創建であり、それ以来この場所に鎮座している。 神社明細票には、「明治八年十二月村社(旧社格)に列せられたり、明治二十四年五月五日神明社・稲荷社を合併せり」と記載されている。
 祭神は日本武尊、天照大神。


天満宮

大山阿夫利神社(右)・榛名神社(左)

手水舎

 明治の中頃、岩岡時次郎の姉妹が産後の肥立ちが悪く、祷んで貰うと、天満宮と馬頭観音を祀ったら良いと言われた。 九州の太宰府天満宮に行って相談した結果、御分霊してもらい、明治三十九年(1906)に代表者7人により祀られ、太宰府天満宮宮司により入魂されたと伝えられている。 以前は鴨居5丁目にあったが、都市計画道路の関係で平成十八年九月に鴨居杉山神社境内に遷座した。

本郷神社 緑区東本郷4-12-16

 JR横浜線「鴨居」駅で降り、南口から駅前の道を小机方向に向かう。1kmほど進み「県営東本郷団地入口」交差点を過ぎ最初の右手脇道に折れる。緩やかな上り坂を50m程進むと右手に「本郷神社」社号標が建っている。


鳥居

拝殿

神額「本郷神社」

 昔からこの地には稲荷社・神明社があり、共に村の鎮守であった。「風土記稿」によると大正十年に「天照大神」を祭る神明社が稲荷社に合祀された。 養護学校の所にあった神社は昭和四十年に以前「宗光寺」という寺があった今の所に移転した。 そして、この移転に伴い地名から「本郷神社」と名付けられた。

下長津田神社 緑区いぶき野46-1

 東急田園都市線「田奈」駅で降り、駅前の道を「こどもの国」方向へ向かう。 すぐ先の左手丁字路で左折、東急ストア前を進み橋を渡り坂道を登る。長津田団地を回り込む形で田園都市線の跨線橋を渡って真っすぐ行くと国道246号線にぶつかる。この国道を横断歩道橋で渡り、更に真っすぐ行くと100mほど先左手に鎮座している。


鳥居

社殿

 『いぶき野今昔』によれば、昭和四十七年(1972)、八坂神社(元、いぶき野22番地の市民菜園の場所に所在)、諏訪神社(元、いぶき野55番地に所在)、金毘羅神社(明治に諏訪社に合祀)、稲荷社(元、長栄(ながしげ)稲荷と言い、この下長津田神社の隣接地に所在)を合祀し、地域名をつけたものとのこと。 拝殿は諏訪神社の社殿を移設した。

大石神社 緑区長津田町2322

 JR横浜線「長津田」駅で降り、南口から駅前広場左手正面の道に入り、南へ進む。 少し行くと旧大山街道とぶつかるので、右折し街道をしばらく行くと緩やかな坂の頂上近くに鎮座している。


鳥居

拝殿

神額「大石神社」

 創立年代は不詳であるが、新編武蔵風土記稿に「元長津田村大石権現社と称し、在原業平朝臣を祀ったものと伝う。」とある。
 神体は石でその大きさ人の容に同じく、昔は相州境にあったが、武蔵、相模両国の百姓各々其の帰属を主張して譲らず、争となったが、神意により遂に武蔵に鎮座したものと言われる。 元禄七年五月領主岡野平兵衛房恒等社殿を修覆し、更に宝暦二年六月社殿を造営した旨が現存の棟札に記されている。
 大正十二年五月神明社、稲荷社を合祀、同年九月関東大震災により本殿崩壊したので宮内省より御用材を賜わり再建した。
 祭神は大石大神(おおいしおおかみ)。

王子神社 緑区長津田7-5-34

 JR横浜線「長津田」駅で降り、南口から駅前広場左手正面の道に入り、南へ進む。 少し行くと旧大山街道とぶつかるが、そのまま直進するとすぐ左手にある。


一の鳥居

拝殿

神額「王子神社」

 天正十八年(1590)徳川家康公の江戸入城に伴い、その旗本岡野房恒公が長津田(千石)の領主となった。 房恒公は菩提寺として大林寺を開基し、長津田村の鎮守として、国家安泰、極楽平穏の霊験あらたかな神として、信仰の厚かった熊野三山(本宮、新宮、那智)のうち新宮(速玉大社)より若一王子権現をこの地に勧請して慶長元年(1596)に創建し、別当寺として福泉寺を開基して神社の管理運営にあたらせた。 その後、明治維新の神仏分離令によって権現をとり若一王子神社と改め、明治六年に長津田村の村社に列せられて村人の崇敬をあつめてきた。
 昭和三十三年の狩野川台風によって社殿が損壊、翌々年仮社殿を建てて、岡野家の造営になる立派な奥宮を保存してきた。昭和六十一年、氏子並びに崇敬者の寄進によって台湾檜の良材を得て秋田の名工の技になる権現造りの立派な社殿の完成をみたものである。
 祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、速玉男命(はやたまをのみこと)。

八坂神社 緑区長津田町2301-13

 JR横浜線「長津田」駅で降り、南口から駅前広場右手にある道を線路沿いに町田方向へ向かうと左手に林が見えてくる。 林の手前の丁字路で左折するとすぐ先右手に鎮座している。


鳥居

社祠

神額「八坂神社/金比羅神社」

 東向地の人々により「天王様」として信仰されている。


中山杉山神社 緑区中山町718

 JR横浜線「中山」駅で降り、南口から駅前広場を抜け県道109号線に出る。ここを左折し鴨居方向へ向かい、に鎮座している。


鳥居


神額「杉山神社」

 創立年代不詳であるが、『新編武蔵風土記稿』中山村の条に「杉山社」と記載されており、江戸時代後期にはすでに存在していた。 慶応元年六月十五日社殿再建せられ、中山町の鎮守として崇敬せられている。
 祭神は五十猛命。

上山八幡神社 緑区上山2-14-11

 JR横浜線「中山」駅で降り、南口から駅前広場から左手に延びる県道110号線に進み、県道109号線にぶつかったら右折し鴨居方向へ向かい、「長泉寺前」交差点のすぐ先左手長泉寺の隣に鎮座している。


参道口

社殿

神額「八幡神社」

 創建年月は不詳であるが、古来より上山町の鎮守として崇敬せられている。
 祭神は応神天皇。


青砥杉山神社 緑区青砥町1119

 JR横浜線「中山」駅で降り、北口から中山大橋を渡り県道140号線に出る。ここを右折し進み、「青砥」十字路交差点を過ぎ100mほど先に左手斜め方向に別れる脇道がある。 この道に入るとすぐ左手に鎮座している。(徒歩10分)


鳥居

社殿

境内社と横浜市名木

 創建年代不詳であるが、大正四年八月二十日、村内にあった無格社御嶽社外四社を合併。 大正九年十月十二日神饌幣帛料供進社に指定された。昭和五十三年社殿の改修を行った。
 祭神は五十猛命。
 境内の稲荷神社と御嶽神社の後ろには横浜市の名木古木に指定された「ケヤキ(49452)」の大木が聳えている。


西八朔杉山神社 緑区西八朔町208

 JR横浜線「十日市場」駅で下車し、北口から右手の北向きの道を進み二車線の広い道に出たら右折し突き当りの寶袋寺まで進む。 ここで左折し県道140号線までまっすぐ進み、県道140号線で右折し「宮前」バス停まで行くとすぐのところに鎮座している。


鳥居(両部鳥居)

拝殿

神額「杉山神社」

 創建年代等は不詳。続日本後紀や延喜式に記載され、武蔵国六宮となっていた杉山神社が当社だと云う。 また、「都筑郡針斫郷」や鎌倉時代の古文書に記載されている国街領(武蔵国府の直営地)「八佐古」が当地周辺の「八朔」とのこと。 当地名「八朔」や小名鳥居などより広大な神域を領しており、西八朔・北八朔の鎮守社だった。明治四十三年に無格社神明社外四社を合併、大正九年には郷社に列格した。
 祭神は五十猛命。配祀は大日霊貴命(天照大御神)、素戔嗚命、太田命。太田命は猿田彦大神の御裔で、垂仁天皇の御代に皇女倭姫命が神宮鎮祭の地を求めて諸国を巡歴された時に、太田命がお迎えして、猿田彦大神以来守護して来た五十鈴の川上の霊域を献上して、伊勢の神宮を創建申し上げた神。
 拝殿は入母屋造。


稲荷社

力石

 社殿に向かい右手に稲荷社がある。


日向山神社 緑区十日市場町817-7

 JR横浜線「十日市場」駅で下車し、南口より真っ直ぐ200mほど行ったところ左手に鎮座している。


鳥居

拝殿

神額「日向山神社」

 日向山神社の創建年代等は不詳ながら、往古より十日市場の鎮守社として祀られている。
 社殿の屋根の造りは、上から下へ優美な曲線を描く流造。主棟の両端にある主棟鬼飾りは、雲・・・魔除け、厄除けなどの意味合いを持つ。


乳水大明神


 社殿に向かい左手に、乳水大明神(乳水様)の祠がある。
 昔、現在の消防署の前の通りは谷間で、谷底には湧き水が湧いていた。 赤ちゃんが生まれた後お乳が出にくく困っていたお母さんが、谷間の湧き水にお参りして、家に持ち帰り拝んでいると、母乳がよく出るようになった、と言い伝えられている。
 区画整理で整地され谷が埋まってしまったため、神社内に移転した。


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