「摩利支天 徳大寺」は、JR山手線「御徒町」駅北口よりアメ横表通りを上野方向に歩き「浜屋食品」の先で左折、「二木の菓子」の前にある。(徒歩2分)
徳大寺は江戸時初めの寛永年間に慈光院日遣上人によって創建された。
仏教の守護神である開運大摩利支尊天を奉安することから「摩利支天徳大寺」とも称し、下谷広小路(現在の上野広小路)に位置したことから、「下谷摩利支天」とも呼ばれてきた。
「日本三大摩利支天」の一つとして数えられている。
寺名: 妙宣山 徳大寺(摩利支天 徳大寺)
宗派: 日蓮宗
本尊: 摩利支天像
創建: 寛永年間()
開山: 慈光院日遣上人
開基:
住所: 東京都台東区上野4-6-2
札所:
拝観: 境内は無料
交通: JR山手線「御徒町」駅北口から徒歩約2分。
【履歴】
・2022/01/10(月): 2021/12/17(金)探訪。
日本三大摩利支天は、東京・アメ横の摩利支天徳大寺、京都・建仁寺塔頭の禅居庵、金沢市の宝泉寺である。
・徳大寺 - 東京都台東区上野アメ横内にある日蓮宗の寺院。
・禅居庵 - 建仁寺の塔頭。境内に摩利支尊天堂が建つ。
・宝泉寺 - 真言宗寺院。石川県金沢市子来町
TVコマーシャルで見る「二木の菓子」の向かいに参道の石段がある。 石段の上に本堂がドーンと建つ様子は周りのアメ横の雰囲気とは一線を引いている。
本堂 |
扁額「威光殿」 |
大正十二年九月の関東大震災、昭和二十年の戦災を受けの火災類焼により堂宇は二度にわたり灰燼に帰した。その後、昭和三十九年十一月、堂宇再建の悲願が結実され全伽藍の復興を果たし、今日の姿に至っている。
内陣には正面に大摩利支尊天、左には日蓮聖人、右には鬼子母尊神が祀られている。摩利支天は聖徳太子彫刻といわれている。
本堂正面に掲げられる扁額「威光殿」は吉田茂・元総理大臣の揮毫により、本堂復興の記念として当山へ寄贈されたもの。
七面大明神 |
石橋稲荷神社 |
妻戀地蔵尊 |
七面大明神は、七面天女とも呼ばれ日蓮宗系において法華経を守護するとされる女神。七面天女は当初、日蓮宗総本山である身延山久遠寺の守護神として信仰され、日蓮宗が広まるにつれ、法華経を守護する神として各地の日蓮宗寺院で祀られるようになった。
稲荷社は元禄元年(1688)の創建と伝えられる。
戦乱で荒廃していたのが昭和二十四年の火災で御神体が出土したことを受け現在地に祀られた。
朝10時頃と御徒町駅からの道辻の商店は開店準備の真っ最中で活気が出だしていたが、徳大寺の境内に入ると人影はなく静かだったので、ゆったりとお参りできた。